性病(性感染症)とは性的接触(性交、オーラルセックス)によって感染する病気と定義され、英語では、STD(Sexually Transmitted Diseases)と表記され、一般的に性病という言い方が残っていますが、性感染症が正しい言い方です。

性感染症には10種類以上の病気があり、淋菌感染症(淋病)、クラミジア感染症、トリコモナス、カンジダ症、梅毒、エイズ、B型肝炎、C型肝炎、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、ケジラミ症などがあります。

かつての性病とは、梅毒、淋病、軟性下疳、そけいリンパ肉芽腫の4つの病気の総称でしたが、新しい病気が増えたり、無症状の性感染症の危険性が重視されるようになって、分類の仕方が変わったのです。

性病(性感染症)の原因

性病の原因は、性交渉が直接の原因で感染源である、細菌、ウイルス、寄生虫、原虫、カビなどが感染することで発症致します。

これらは精液や膣からの分泌液、あるいは血液やイボといった部分に含まれており、性交渉を通じ、皮膚や体液に接触するで感染します。

特に、ヘルペスやカンジダなどは免疫機能の低下が症状を悪化させる原因とされる他、不衛生な状態も性病をもたらす原因となり特に女性の場合、ナプキンやタンポンが不潔な状態だと外陰炎が発生しやすくなります。

性病の種類

HIV感染症・エイズ「HIVウィルスが感染し免疫力を破壊しエイズが発症すると治療法はありません。」

HIV感染症とは エイズとは、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染して症状が進行すると、身体の免疫機能が徐々に破壊され日和見感染という症状が現れ通常は感染しない菌やウィルスなどに簡単に感染しこの状態をエイズ(後天性免疫不・・・

梅毒(ばいどく)「早期発見すればペニシリンで簡単に治癒、病気が進行すると治療は難しい。」

梅毒は世界史上例を見ない早さで全球規模に広がった感染症で、かつては今のような進行に数年かかる弱毒性ではなく数週間で死に至る強毒性の病気でした。 江戸時代の遊郭では性病として非常に有名で、容貌が変わることに加えて死に至るた・・・

淋病(淋菌感染症)「男性は尿道に痛み、女性は自覚症状がほとんど無い」

淋病(淋菌感染症)とは 淋菌感染症は、淋菌により感染する性病で、男性に多く、性風俗のオーラルセックス(フェラチオ)による感染が多いとされ、データによると25~29歳の男性の250人に1人が感染していると言われています。 ・・・

クラミジア感染症「若年層に最も多い性感染症で症状は男女ともわかりにくい」

クラミジア感染症とは クラミジア感染症は、日本で一番感染者の多い性病とされ、10代後半から20代の感染例が増大し、18~19歳の女性の3割程度が感染しているとも言われ、現在100万人以上のクラミジア感染者がいるとされます・・・

トリコモナス症「女性は泡立った悪臭のおりもの、女性器の不快感、痛み、かゆみ、男性はほとんど無症状」

トリコモナス症とは この性病はトリコモナス原虫によって引き起こされ、性行為によって感染しますが、下着、タオル、浴槽、便器を経由して感染することもあります。 女性の場合は男性よりも症状が重く、トリコモナス原虫が性器内に入り・・・

性器カンジダ症「カンジダ菌は常在菌だが増殖した場合は注意が必要」

カンジダ症とは 性器カンジダ症は、カンジダ属の真菌(カビの一種)が原因となって起こる性感染症でこの原因菌は常在菌で、通常人の体内に存在することが多く、抵抗力の低下などによって症状が出ます。 特に女性に多く見られ、典型的な・・・

B型肝炎ウイルス「血液を介して感染し経路は性行為、輸血針刺し事故、母子感染」

B型肝炎はB型肝炎ウイルスに感染することによって発症する病気で、感染ルートは汚染された血液の輸血から感染者との性行為など多岐にわたります。 ほとんどの場合感染・肝臓の炎症が起こった後回復し、その抗体は一生涯有効であるため・・・

子宮頸がん(HPVヒトパピローマウイルス)「5年生存率、I 期90%II 期70%III期50% IV期20%」

子宮頸がんはヒトパピローマウイルスに感染することで発症する性感染症です。 同じくヒトパピローマウイルス感染が原因で起こる尖圭コンジローマとは異なり、こちらは悪性であるとされます。 有効なワクチンが開発されていますが、その・・・

性器ヘルペス「感染後、2日〜10日の潜伏期を経て水泡形成、ほどなく潰れ、潰瘍状になり色素沈着する。」

性器ヘルペスは単純ヘルペスウイルスにより起こる感染症で、日本では患者数が3番目に多い性感染症です。 症状は水泡など目に見えやすく、強い痛みを伴います。 男女ともに症状はよく似ているものの、流産や子宮頸がんのリスクをあげる・・・

尖圭コンジローマ「1~2か月の潜伏期間を経て、陰部に先の尖った痛みの無いイボを形成、その後次々と新しいイボを形成し増殖する。」

ヒトパピローマウイルスの感染によって患部にできものができる病気です。 なお、できものといっても悪性腫瘍ではなく命に別状はありません。 ヒトパピローマウイルスは尖圭コンジローマだけでなく、子宮頸がんの原因ウイルスとしても有・・・

毛じらみ「(毛虱)という吸血昆虫が性行為により感染、ひどいかゆみを感染部位に起こす。」

「アタマジラミ」でおなじみのシラミの仲間で、吸血性昆虫の1種であるケジラミに感染することにより起こります。 この感染症は非常に激しいかゆみを伴うことが特徴であり、「夜寝ることができないほどかゆい」とも形容されます。 症状・・・

疥癬(かいせん)「ヒゼンダニが皮膚に寄生し、性行為で感染、感染部に激しいかゆみ」

ヒゼンダニというダニの1種が感染することによる皮膚の病気で、親しい関係の同性または異性のほか、高齢者とその介護者や家族、雑魚寝したグループの間で感染することが知られています。 かつては前者の方が数は多かったものの、現在は・・・

軟性下疳(なんせいげかん)「軟性下疳菌による感染症で性行為で感染、日本では少なく、アフリカや東南アジアに多い。」

軟性下疳菌が感染しておこる病気で、激しい痛みを伴います。 日本国内での感染は非常に稀であり、海外での感染が多いことが特徴です。 この細菌に感染した場合、HIVに感染する確率が高くなることが示唆されており、注意が必要な性感・・・

細菌性腟症「膣の自浄作用の低下により、一般細菌によって引き起こされる女性器の症状」

通常膣内で優先する乳酸菌ではなく他の種類の細菌が増加、繁殖することによって起こる炎症で、性感染症ではありません。 おりものの悪臭がするため、パートナーに性感染症ではないかと疑われる恐れがあります。 この症状はカンジダ菌な・・・

サイトメガロウイルス感染症「ウイルスの初感染、再感染または再活性化によって起こる病気です。」

ヒトサイトメガロウイルスの初感染、再感染または再活性化によって起こる病気です。 感染=感染症では②ことが特徴でもあります。 この病気は胎児や未熟児、臓器移植後やエイズ患者、先天的免疫不全の患者で普通起こりますが、稀ではあ・・・

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